10時から市役所委員会室において議員勉強会が開かれました。
今回は、建設部関係の「東日本大震災災害復旧について」がテーマでした。
公共土木施設災害が市道で241件、総延長約41km(市道全体の約7.5%)、約18億5,000万円の被害額であったことが報告されました。
白石市の被害件数は、仙南2市7町で最も多いもので次に村田町、角田市の順位であったそうです。
また、白石市の被害は、旧町内が被害額と被害箇所の50%以上を占めており、そのうち田町、南町、東町、鷹巣がほとんどあった模様で被害全ての工事完了は平成25年度を見込んでいるとの説明がありました。
現在までに、市内16社で69件中65件の工事を受注。11億1,700万円が発注済みであり、そのうち14件が工事完了。鷹巣三沢線が2月1日から東中通学路として通行可能になった。また、今回の被害では、城南2丁目の地すべり工事が最大の復旧金額になり、ついでにコスモスライン、中央通り線が続き、中央通り線は、遅くても今年5月までには完成したい。との報告がありました。
工事がなかなか進まない理由としては、下水道との関係もあるので、下水道工事が完了しないと道路工事に入れないため、発注が済んでもなかなか工事が進んでいないのが実情。このため、市民皆さんには、ご理解をいただくたいとの説明でした。
最後に応急仮設住宅等の状況ですが、民間賃貸住宅借り上げでは、253世帯(754人)。雇用促進住宅では、55世帯(178人)が入居されており、そのうち福島県から避難されている方々が500名以上(全体の54.7%)であることが報告されました。
この数字からみても今回の震災がいかに大きなものだったのかが推測できます。
今回の勉強会で得たものを今後の議員活動に活かしてまいります。